ギターで「初心者」「中級者」なんて言いますが、その違いは何でしょうか?
明確な線引きは特にはないとは思いますが、初心者が中級者を名乗るための、必要であろうことを考えたいと思います。
1.ギター初心者と中級者の違い
そもそも「いつまでが初心者で、いつまでが中級者です」と具体的に決まっているわけではありませんが、初心者はできていなくて、中級者が出来ることって何でしょうか?
まず一つは「演奏中に余裕があるかないか」という点が挙げられると思います。
多くの初心者は、手元を見るのに精いっぱいになってしまったり、上手く弾けなくてつまづいて、演奏が止まってしまったりなどと、見ているお客さんがひやひやする演奏をしています。
これが中級者になると、手元を見ながらでもお客さんの視線を意識したり、失敗しても演奏は止めずに、笑ってごまかしたりしながら弾ききります。
熟練度に由来するところですので、ギター初心者の皆様は、失敗しても何事もなかったかのように弾けるよう、練習に励んでください。
もう一つは、ギター中級者は「演奏の強弱」を意識します。
例えば、これは落ち着いた曲だから優しく弾こうとか、このセクションは盛り上がるところだから強めに弾こうなどと、演奏中に感情を乗せる意識をし始めるのが初心者とは絶対的に違うところです。
ギター初心者の皆さんも、演奏の「強弱」を意識しながら練習するのも、中級者になるための心構えとして覚えておいてください。
2.初心者の心得とは
ギター初心者と中級者の違いを挙げてみましたが、初心者のうちからすべてが上手くできることはありません。当然ですが中級者は、中級者になるまでの間の練習期間が礎になっています。
初心者の方が中級者になるためには、それ相応の練習が必要ですので、それは念頭に置いておいてください。
ただし、初心者だからと言って委縮している必要は全くありません。どんどん人前で演奏して、たくさん失敗して、経験を積むことが上達への早道です。
3.初心者のうちから気を付けたいこと
初心者のうちから練習時に気を付けたいことがあります。それは「大きな音で練習する」です。
やはり初めのうちは自信のなさの表れか、音量を絞ってしまいがちです。大きな音で練習していると、間違ったところがすごく目立ちます。
「間違った」と委縮して音量を小さくせずに、間違ったところを「次は修正しよう」という意気込みで練習してみて下さい。
ギター初心者が中級者になるには、心構えと日頃の練習どちらもが大事です。頭の隅に置いておいてください。