ギターを練習する際、どのくらいのテンポ感で練習するべきか、初心者の方は気になるのではないでしょうか。
テンポについての練習方法を、具体的に紹介したいと思います。
1.まずはテンポについて
BPMという言葉を聞いたことがありますか?
BPMとは、(Beats Per Minute)つまりは「1分間に 一拍が いくつ入るか」ということです。
BPM=60とした場合、1分間に60拍、という事になります。時計の秒針はBPM=60でビートを刻んでいます。
すべての楽曲においての根幹、基礎となるのがリズムであり、ビートであるのですが、初心者の皆さんには、原曲通りのリズムをとると、まともに弾けない!という経験があるのではないでしょうか?
そんな時はリズムを落としてゆっくりと、徐々に速くしていく、という練習が必要です。
2.リズムを落とした練習
まずは好きな曲を用意しましょう。なんでも良いですが、「もう少しで弾けそうなのに、リズムが早くてつらい」くらいの曲があるとベターです。
最初は、どこをどのように弾いているのか、本当にゆっくりで良いので、弾きながら頭に叩き込みます。
頭に入ったところで、今度は今弾けるテンポがどのくらいなのかを確認しましょう。(この時メトロノームがあると便利です。フリーのアプリがあります)
どのくらいのリズムで弾けるのかが確認できたら、今弾けるリズムで反復練習、マスターしていきましょう。
3.段々速くしていくのがコツ
ゆっくりのテンポをマスターしたら、徐々にペースを上げていきます。
もともとBPM=120の曲だとしたら、60に落として覚えたものを、70、80、90という具合にテンポを上げていきます。(あくまで例です。曲のジャンルや音符の種類によって難易度が変わるので、自分で基準を決めて挑戦しましょう)。
ゆっくり焦らず上げていくのが大事です。ここで反復できれば必ず力になりますので、ゆっくりでも一歩ずつ、確実にこなせるように頑張りましょう。
地道な努力になりますが、いつの間にか原曲のリズムに追いつくはずです。
4.真逆の練習を一応ご紹介
向き不向きはあるかとは思いますが、ペースを落としながら、ゆっくり弾けるようになっていくのが王道の練習スタイルかと思います。
しかし。
私の知り合いにこんな方がいます。「原曲のペースでやらなきゃ練習にならないでしょ?」その人はデスメタル好きのギターの人で、とてもとても速い曲に、これでもかと音符の詰まったギターを弾きます。練習の際も変わらないそうです。私はまね出来ませんが、チャレンジできる方はしてみて下さい。一応です…。
5.まとめ
今回はテンポを落としたギターの練習をご紹介させて頂きました。基本はゆっくりから、徐々に速く、が初めのうちは良いです。一見地味な感じですが、上達に近道はありません。
上手くなれば、また違った景色が見えますよ、ぜひ「もう少しで弾ける曲」にチャレンジしてみて下さい。